【解散総選挙】選挙に行くな!③政策は1行も読むな

選挙の時期になると、必ずと言っていいほど「政策比較」が始まります。
メディアの党首討論も、SNSの政治議論も、多くが「政策」で埋め尽くされます。

しかし、私ははっきり言いたい。

政策など1行も読む必要はない。

政策に関心を向けすぎることこそ、政治を見誤る最大の原因になるのではないでしょうか。

政策とは現行の制度の枠組みの中でのノイズにすぎません。
政策は制度の従属物であって、どんなに立派な政策も制度が歪んでいれば意味がありません。

逆に制度が健全であれば、多少の政策の失敗は長期的には補正されるでしょう。

枝だけ見て幹を見ないという態度は、政治的には思考停止と言うべきではないでしょうか。

しかし、現実的には政策は票を得るためのツールになりやすいのです。
短期的な利益や不利益が可視化されてしまうからです。
「減税」や「給付」といった言葉は大衆の不安や期待を即座に刺激できてしまいます。

有権者の多く(あるいは政治家の多く)は制度を理解できないため、政治家は煽動によって短期的な支持を集めることができてしまいます。
そして、政治家はそれを理解し悪用しています。

しかし、それは政治ではありません。
政治とは、「共同体の長期的な存続のために制度を設計し、権威の下に権力を配置することで、限られた資源を基に社会的な価値を分配する行為である」と私は考えています。

制度こそが国家の寿命を決めるのです。
我々が見るべきものは経済政策でも補助金でもなく、わが国がどのように統治されるべきかという「枠組み」そのものです。

政策中心主義という思考停止から脱却しない限り、日本は永遠に「同じ場所」で空回りを続けるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました