現在(2025年3月23日)、日経平均株価よりもTOPIXが強い相場が続いています。これにより、「日経平均÷TOPIX」で表されるNT倍率は13.44倍まで低下しています。過去5年間では14倍以上で推移することが多かったので、この数値はTOPIXの強さを示しています。
このTOPIXの強さには多くの要因が考えられます。米国の関税問題や景気後退不安、各国の防衛力強化、そしてこれらに伴う米国一極集中の剥離です。また、3月の配当取りも影響しているかもしれません。
日経平均は半導体銘柄の寄与が大きいため、米ハイテク株の影響を受けやすいです。一方、TOPIXは伝統的な大型株の寄与が大きく、米ハイテク株安の影響を受けにくいです。特に、日経平均にほとんど関係のない銀行株の強さが現在のTOPIXの強さに寄与しています。
では、このTOPIXの強さは継続するのでしょうか。これは「本物」か「インチキ」か。
私は「インチキ」だと考えています。つまり、この上昇は継続しないということです。
また、NT倍率も14倍に近づくと考えています。
この予想は私の感覚であり、妄想です。ちなみに、目標は2,650ポイントです。
「長期」などという言葉でごまかすつもりはなく、2025年4月1週目(4月4日(金))までに答えが出ると考えています。
以下に、この妄想の根拠となるチャートを貼ります。特に説明は書きません。
なお、2025年3月23日(日)時点で得られるデータをもとに作成しています。また、使用しているチャートはすべてTradingViewで作成しています。
まず、過去5年間のNT倍率です。

次に、2023年の日経平均とTOPIXの日足チャートです。ローソク足が日経平均、ラインチャートがTOPIXです。

次は、2023年のS&P500の日足チャートです。ローソク足が円建てのSPX、ラインチャートがドル建てのSPXです。

最後に、過去5年間の日経平均とNT倍率の週足チャートです。ローソク足は日経平均、ラインチャートがNT倍率です。

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