【リクルート】相場全体の動きに影響を与える個別銘柄を探る

2024年、株式市場の主役はエヌビディアでした。しかし、エヌビディアを見ているだけでは全体相場はわかりません。

今回は、相場の先を見るのに使えそうな銘柄を探ります。

なお、2025年3月17日(月)時点で得られるデータを使用しています。また、使用しているチャートはすべてTradingViewで作成しています。

 ウォルマート

2025年2月半ばから米国ハイテク株を中心に株価が下落し、S&P500は一時的に最高値から10%程度の調整になりました。

何が発端となったかについては諸説ありますが、個人的には岡崎良介氏が指摘する「ウォルマートの決算がきっかけ」という見方がしっくりきます。

例えば、ゆたかTVの「岡崎良介のマーケットインサイト『ウォルマートから始まった』」という動画で詳しく語られており、他の動画でもウォルマートにたびたび言及しています。

以下に、ウォルマートとS&P500の5年間の週足チャートを掲載します。ローソク足はウォルマート、ラインチャートがS&P500です。

 リクルート

私が常に見ているのはリクルートHD(6098)です。

リクルートは事業内容から考えると日本の大型株の中で米国経済の影響を最も受けやすい銘柄の1つだと思います。

以下に、リクルートとS&P500の5年間の週足チャートを掲載します。ローソク足はリクルート、ラインチャートがS&P500です。

リクルートは、2021年11月半ばに高値を付け、そこから約6割下落して底打ちしたのは2023年3月半ばでした。その後株価は約3.5倍に上昇し2024年12月半ばに高値を付けました。そして現在(2025年3月17日)、高値から約3割下落しています。

一方S&P500は、2021年末~2022年初で高値を付け、そこから約3割下落して底打ちしたのは2022年10月でした。その後は約75%上昇し2025年2月半ばに高値を付けました。そして現在(2025年3月17日)までに約10%下落しました。

私の知る限り、日本の大型株でS&P500に長期的に近い動きをするのはリクルートです。

因果関係は不明ですが、この銘柄の株価の推移は何を示しているのでしょうか。

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